天と地の交わり
― 諸聖人の大祝日と死者の日 ―
フランシスコ・サビエル 外川 直見神父
11月は死者の月といわれます。4世紀の頃からすべての殉教者たちを記念していました。それが8,9世紀にはすべての聖人を祝うようになり、今では神のもとに迎えられて、すべての人のためにとりなす聖人に心を向ける祭日になっています。11月1日の諸聖人の大祝日です。聖人といえば、聖フランシスコ・ザビエルや福者カスイ岐部のように、教会から列聖列福され、私たちもよく知っている聖人福者がいます。また、列聖列福されていてもあまり知らない聖人福者もいます。これらの聖人福者たちにはそれぞれ固有の記念日があります。例えばフランシスコ・ザビエルの記念日は天に帰られた12月3日で、ミサの中でその聖人に祈ります。
一方、カトリック信者して誠実に信仰生活を送って神の御許に帰った多くの人たちがいます。子供の時に教会学校で教えてくれた先生、ミサの中で隣の席でいつも大きな声で祈っていた人など。これらの人たちも死後神の御許に受け入れられたのですから天国にいるのでしょう。彼らは教会から列聖列福はないので聖○○と言いませんが、神に受け入れられているのならば、聖人と言えるのではないでしょうか。
また、あの八百屋のおばさん、あの田圃で働いていたお百姓さん、家の修理によく来てくれた大工さん、信者でなくても温かく人たちと付き合い、真面目に生活を送っている人たちは生涯を終えて神に受け入れられているでしょう。イエス・キリストに出会わず人生を終えても、心の呼びかけに耳を傾け、誠実に生涯を送った多くの人たちも、その生涯を神は喜んで受け止め永遠の生命に包んでくださるでしょう。それならばこの人たちも教会を知らなくても、神の眼差しの下では聖なる人とされているでしょう。そのような人たちがどれほど多いでしょう。神のみ心の豊かさを深く感じることが出来るでしょう。このように神のもとに帰り、神の栄光を讃えている人たちすべてをこの諸聖人の祝日に祝うのです。
そして、諸聖人の祝日の翌日にすべての死者を記念する習慣は千年頃にフランスの修道院で始められ、その後この習慣が教会全体に広がりました。私たちは神の大きな恵みと導きのうちに人生を歩みますが、その中で様々な過ちを犯します。人生を終わった後、それらの罪が赦され、清められて初めて神のみ前に立ちます。地上にある私たちは彼らの魂の清めのために祈ります。同時にこの地上で彼らとともに生活を共にし、喜びも悲しみも分かち合うことが出来たことを神に感謝します。彼らが天に迎えられたのちは、彼らは神のみ前で力強い取次ぎ手になってくれるでしょう。身近に生活をした多くの人たちのために祈りましょう。また、キリストを知らないで亡くなったもっと多くの人たちのためにも心を込めて祈りましょう。
諸聖人の大祝日と死者の日を大切にし、この月の間に人生の先輩方に心を向けましょう。
インド巡礼
ルチア 稲葉 照美
8月25日からの10日間で催行された「インド・カトリック教会の巡礼地を巡る旅」に参加しました。イグナチオ教会のボニー神父様に引率していただく、コルコタからケララ州の巡礼地を巡る旅です。
都合により2日遅れてツアーに合流しましたので、コルコタのマザー・ハウスを訪問できなかったのが残念ですが、ゴアのボム・ジェズ教会では、信徒としても歴史上の人物である聖フランシスコ・ザビエルの真に触れることができました。柩を囲んだごミサの中でその深い愛情を参加者全員が肌で感じとり胸を熱くしました。イエズス会聖ザビエル大学では大学生や神学生との交流の時を過ごしました。特に昼食会ではインド全国から集まった神学生との分かち合いが賑やかで楽しく、とても印象に残っています。
インド初の聖人となった聖アルフォンサが眠る聖アルフォンサ教会ではシロ・マラバル東方典礼にあずかり、祈りの力強さをあらためて知ることとなりました。
ボニー神父様ご出身の12使徒東方教会では、教会学校の500名の子どもたちと東方典礼にあずかり、その後の交流の時間には、♪アーメン・ハレルヤをツアー参加者全員で振り付きで披露し、その後リクエストに応えてテゼの中から1曲披露しました。子どもたちは先生方とともに熱心に聴いてくれました。圧倒されるほどの熱気でした。
聖トマス教会では、元バチカン駐日大使でおられたチェノットゥ大司教様の墓前でお祈りを捧げました。宇部で司式されたごミサにあずかったことのあるチェノットゥ大司教様が亡くなられていたことを存じませんでしたので、この機会に訪問でき、ご親族にもあたたかくお迎えいただき感激しました。これら全てが喜びでした。
今回ツアー参加者をはじめとし現地で出会った人々との触れ合いは、 ♪アーメン・ハレルヤの歌詞そのものだったように思います。「話すことばは違っても、みんな兄弟姉妹。働く場所も違っても、みんな友だち。倒れる者を助けること、それこそが隣人。」この歌詞にすべての出来事が重なります。こうして新たな兄弟姉妹や親戚ができたことは大きな恵みです。今回こうして報告の機会をいただきましてありがとうございます。お土産話として、巡礼の感動をお話させていただくことが、このツアー参加者の務めのように思います。そしてボニー神父様には準備段階から現地での臨機応変なご対応などご苦労が多いのにもかかわらず私たちを最後まで安全に導いてくださっとことを心より感謝しております。これも神のお図らいなのでしょう。 神に感謝
教会学校初めてのオータムキャンプ
クララ 岡村 美代子
10月13日(日)・14日(月)サビエル教会学校は徳地少年自然の家においてオータムキャンプを行いました。コロナ前、同施設でサマーキャンプをしていましたが、猛暑のため季節のよい秋に変更しました。参加者は子供19名、大人13名(宿泊6名)でした。
1日目、教会でミサに与かり低学年は平和について、高学年はぶどうの木の話を学びました。会館で弁当をいただき、14:00に各保護者の車で教会を出発しました。オリエンテーションの後、宿泊棟「ひのき」に移動、そこはロフト付きの広々としたログハウスのようで子供達は大喜びでした。荷物を置くと夕食までの時間、早速「ツリーハウス」目指して出発です。途中、大きな2本の木に設置してあるブランコを森の中に飛び出すようにこいでワクワクが止まりません。次にツリーハウス、上がったり下りたりしておにごつこ、その後、みんなでディスクを投げあい遊びました。17:30お楽しみの夕食バイキング、ハムカツ、サラダ、煮物、炒め物、キーマカレー、みそ汁、ゼリーがあり大喜びでした。食後、テーブルを誰彼となく拭いていて感心しました。18:30天体観測、空には雲がありましたが月が出ていました。初めてみる大きな反射式天体望遠鏡で先ず、金色に輝く土星を見ました!次に赤と青に輝く宝石の様な2つの星をみました。最後に月、クレーターが大きく見えました!山の草原の夜、宇宙を感じ、周りでは虫達の鳴き声が響きステキなひと時となりました。そして、締めくくりは冷えた体に温かいお風呂、貸し切り大浴場でみんな大喜び、すっかりリラックスして宿泊棟にもどり感謝のお祈りをして眠りにつきました。
2日目、ホールでラジオ体操をして朝食を済ませ、全員で宿泊棟の掃除をしました。点検に来られた方に「きれいになってます」と言われ嬉しかったです。次に低学年はフィールドビンゴ、高学年はディスクゴルフに分かれて活動しました。フィールドビンゴはクイズの答えを施設敷地内の中から友達と協力して見つけ出していくものです。この活動で何と7㎞歩いたそうです。ディスクゴルフは18番ホールまでをディスクを何投でクリアできるかを競います。初めての子も最後に行くにつれ上達し仲間で励ましながら頑張りました。おいしい昼食を頂き、ホールで自由に遊んで14:30現地解散、みなで感謝のお祈りをして初めてのオータムキャンプが無事終わりました。
保護者の方のメッセージから・・・二人ともとても楽しかったようで帰りの車の中、トークが止まりませんでした。学校ではないもう一つの安心できる居場所があり親として嬉しいです。・・・疲れが飛んで行きました。神様に感謝!
第35回 クリスマス チャリティーコンサート
11月24日(日)
13:30開場 14:00開演
チェロ 田中雅弘
ピアノ 喜多村裕美
演奏曲
シューマン 幻想曲
ベートーヴェン ユダマカベウスの主題による変奏曲
ピアソラ リベルタンゴ
ジョンレノン ハッピークリスマス 他
会 場 防府カトリック教会聖堂
入場料 大人1,000円 高校性以下 500円
行事予定
11/ 2(土) 死者の日 ミサ9:30
11/ 3(日) 年間第31主日 ミサ9:30
11/ 9(土) カ障連(山口)研修会 : 防府
ミサ14:00
11/10(日) 年間第32主日 ミサ9:30
英語のミサ 14:00
11/16(土) 教会委員会 ミサ後
11/17(日) 年間第33主日 ミサ9:30
七五三の祝福
11/23(土) 11月命日の方のミサ 9:30
11/24(日) 王であるキリスト
ミサ9:30
クリスマスチャリティー コンサート 14:00
11月勉強会の予定
●聖書を学ぶルカ福音書●
昼の部 11月6・27(水)10:00
夜の部 11月7・28(木)18:30
●キリスト教入門●
昼の部 11月19・26(火)10:00
お 知 ら せ
◆七五三の祝福 11/17(日)
7歳以下の子供たち、神様の祝福をいただきますので、集まって下さい。
◆ポルボロン作り 11/21(木) 9:00~14:00
コンサートのミニバザーで販売いたします。
ポルボロン作りのお手伝いをお願いします。包装は、23日(土)に行います。
◆クリスマスチャリティーコンサート
11月24日(日)14:00開演
チェロの田中さんもピアノの喜多川さんもどちらも防府市出身です。
チケットの販売にご協力ください。収益金は、能登半島豪雨被災地支援に使われます。
命 日
主よ、永遠の安息を彼らにお与えください
2日 | 22年目 | アビラのイエスのテレジア | 峯石 令子 |
4日 | 4年目 | Sr.マリア・アグネス | 渡辺 文子 |
6日 | 19年目 | Sr.コンセプシオン | マルテル |
7日 | 5年目 | フランシスコ | 木村 純 |
8日 | 8年目 | マリア・カタリナ | 八木 瑞穂 |
9日 | 57年目 | モニカ | 渡辺 貞子 |
12日 | 12年目 | アルフォンソ | 吉永 福徳 |
13日 | 33年目 | ヨゼフ | 渡辺 保雄 |
15日 | 19年目 | パウロ | 松本 洋三 |
17日 | 43年目 | サビナ | 畑田 秀子 |
17日 | 21年目 | スコラスチカ | 岡本 真知子 |
23日 | 59年目 | アロイジオ | 渡辺 政喜 |
28日 | 21年目 | 松崎エスペランサ | |
29日 | 5年目 | ヨセフ | 河村 義人 |
29日 | 28年目 | ヨゼフ | 西畑 昭 |
31日 | 53年目 | マリア | 松崎 寿恵 |