防府カトリック教会へようこそ

教会だより2025年11月号

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防府カトリック教会

希望の巡礼者

主任司祭代行 英 隆一朗(ハナフサリュウイチロウ)s.j.

皆さん、初めまして。イエズス会の英隆一朗(ハナフサリュウイチロウ)神父という者です。このたび、防府教会に主任司祭代行として派遣されました。
 外川神父が突然大きく体調を崩されて入院しました。かなり衰弱していたものの、入院して体調はかなり戻ったようです。しかしながら、かなり高齢ですから、防府教会で一人暮らしをするのは難しいということになりました。そこで、私が主任司祭代行として防府に遣わされ、彼は山口のレジデンスに引っ越しました。ただ、突然のことなので、私の不在の時は彼に来てもらう予定です(つまり、彼にはまだ会えます)。
 私は今年の3月まで大阪高松教区の六甲教会で働いていました。長府教会主任司祭の百瀬神父が体調不良になり、私は4月から主任代行として派遣されていました。10月初めに百瀬神父が復帰されたので、私の役目は終わりと思っていました。ところが、時を合わせるかのように外川神父の体調不良が伝えられ、私が急遽防府教会に派遣されることになったのです。
 人間的には突然のことで驚きましたが、神の目から見れば、何かご計画があるのでしょう。現在、カトリック教会は聖年の年で、「希望の巡礼者」というテーマのもと歩んでいます。巡礼指定教会に実際に巡礼された方もおられるでしょう。実際のところ、人生そのものが神に向かう巡礼の旅をしているのではないでしょうか。人生も旅もハプニングがつきものですし、それがまたおもしろいというか。
 希望の巡礼者として、私は防府教会に派遣されました。希望を探しながら、ともに歩んでいきましょう。希望というのは、今はまだ実現されていないが、未来に向かってそれが実現されるように願っていくものです。未来に向かって、皆さんは何を望んでいるでしょうか。
 私自身は、どこに遣わされても、キリストを知らない人びとに神の恵みを知ってもらいですし、信者には神との交わりを深めて生き生きとした信仰生活を送ってもらいたい、という希望を抱いています。つまり、福音宣教と霊的刷新を望んでいて、それはこの防府教会でも変わらない望みです。皆さんの希望は何でしょうか。皆さんの望みを聞きながら、何に向かっていくのかを共有し、ともに歩んでいきましょう。聖年の恵みを新しい出発にしていきたいです。
 なお、福音宣教の一環として、SNSで私の説教を公開しています。皆さんの中で、ミサの説教が聞きにくい方やミサに参加できなかった方はよかったらお聞きください。ブログ・Facebook・インスタ・X(旧Twitter)で、「福音お休み処」で検索すれば出てきます。どうぞよろしくお願いします。

 

初めてのイタリア 聖なる巡礼(その2)

マリア 川岡淳子

巡礼4日目、聖フランシスコが生まれ育った町、アッシジに到着。
 まず、聖フランシスコと弟子たちが暮らした小さな石の住居「あばら家」が保存されている聖リボルト教会へ。続けて両親の家、洗礼を受けた教会、「私の教会を建て直せ」という神の声を聞き、建て直した聖ダミアノ教会、聖クララのご遺体のあるサンタキララ教会などゆかりの場所を歩いて巡りました。
 城塞から見下ろすアッシジは前日のローマの賑やかさと異なり、長閑で田園風景が美しい町。青い空の下、オリーブ畑の緑と柔らかなオレンジ色の屋根の家が並び、教会を中心とした静かな祈りの町でした。町中に石畳の小道が沢山あり、どの脇道からも美しい自然が望まれ、家々の窓辺には花が飾られています。町を歩きながら聖フランシスコと弟子たちがいるような空気感を感じます。
 夕刻にはあちらこちらから教会の鐘の音が響き渡り、夜にはポルチウンクラ礼拝堂で祈りに参加。聖フランシスコが亡くなった場所に建てられた礼拝堂で、棘のないバラ園や狼に説教する聖人像などがあります。全ての被造物を兄弟姉妹として愛された聖人を想い黙想しました。こうして人々は静寂の中で感謝のうちに一日を終えます。この夜、教会の外で食べたジェラートは美味かった!
 翌日は、聖フランシスコ大聖堂へ。堂内には世界中から多くの巡礼団が訪問、各々フランシスコ会の神父様がガイド役として付かれ、私達にはベトナムのホアイ神父様が担当。上智大で学ばれたので流暢な日本語で説明してくださいました。100mある大回廊を通って広い聖堂へ。どこから見ればよいのかと見惑うほど天井や壁にある12、3世紀の壁画(イエス様とマリア様の生涯、多くの聖人たち、聖フランシスコの世俗からの離脱、皮膚病を癒した奇跡、小鳥への説教、聖痕を受けた山など)が私達に語りかけます。地下には聖フランシスコの墓があり、聖人を愛する人々の祈りが途切れることなく続いていました。展示されていたボロボロの服を見て、自ら全てを捧げイエスに近付いた聖フランシスコの生涯に思いを馳せました。
 フランシスコ会修道服の腰紐には3つの結び目があり、清貧・貞潔・従順を表します。ホアイ神父様は「これは朝食、昼食、夕食の意味です」とユーモアで話されましたが、自分自身を大切にしなさいとのメッセージでもありました。
 翌日はフィレンツェ。ウフィツィ美術館では「受胎告知」「聖母子」「ヴィーナスの誕生」などのイコンを数多く鑑賞。本物の絵からは飛び出すようなパワーを体感。さらにイタリア第2の都市ミラノでは、どこかオシャレな人々や街並みを歩き、ミラノ大聖堂へ。今回の巡礼最後のミサに与りました。その他ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見て感動、また「インターネットの守護聖人」として最年少の15歳で9月7日に列聖されたばかりの聖カルロ・アクティスの出身教会やメディチ家礼拝堂なども訪問しました。 

この度の巡礼では、多くの聖人たちが歩んだ道に聖霊の息吹を感じました。

「私は門である。私を通らなければ誰も父のもとには行けないと言われたイエス様が、開いて下さった死と復活の門をくぐることが私達の最終的な目標です。」(白浜司教様の言葉)

今回そのシンボルである4つの門をくぐるお恵みをいただき、自分の信仰を振り返りイエス様と共に天の門への旅路を希望の巡礼として皆さまと支え合いながら歩み続けていきたいと思いました。

皆さまも聖年の期間中(2025.12.28 閉幕ミサ)に希望の巡礼者となって特別なお恵みを祈り求めて出かけませんか。

『地球の泉テゼで過ごして、心満たされた一週間』

幼きイエズスの聖テレジア  竹添民

平和で、まるで天国にいるような場所でした。

テゼの音楽はとてもきれいで、心に響きました。とても好きでしたし、癒されました。テゼにいる間も、帰ってきた後も、ずっと頭の中でメロディーが流れています。

テゼは、外から訪れて泉の水を飲み、また旅立っていく―そんなふうに、心を潤してくれる場所だと感じました。いつもは海外にいると気を張っていて、まるで頭の後ろに目があるような感覚になります。でもテゼでは、その緊張を手放し、安心して過ごすことができました。

テゼの中では、すれ違う人たちがみんな笑顔を交わしていました。最初は恥ずかしかったのですが、途中からは勇気を出して、目を合わせて笑顔を返せるようになりました。電波が届かない場所が多く、Wi-Fiも一箇所だけでした。だからこそ、目の前の時間を全身で味わうことができ、一日の体感時間がとても長かったです。また、翻訳アプリが使えない中で、自分の少ない語彙でどうにか伝えようとする力も鍛えられました。

出会う人たちは、みんな天使のように心がきれいでした。

毎日流れに身を任せ偶然の出会いを大切にしながら、海外の青年たちと食事やワークをしました。私は、ポーランド、ドイツ、ルーマニア、オランダ、ブラジル、ハンガリー、フランスから来た人たちと出会い、仲良くなりました。信者の方も、そうでない方も、信仰について悩んでいる方もいて、日本にいるだけでは出会えなかった多様な価値観に触れ、自分の信仰についても深く考えるきっかけになりました。

日本の大切な仲間や家族と一緒に、ぜひまた再び訪れたいと強く思いました。

テゼ、最高です♡

「核なき世界基金」のための
第36回クリスマス
チャリティーコンサート

1130日(日)

開場13:30 開演 14:00

会 場 防府カトリック教会聖堂

入場料 大人1,000円 高校生以下500円

■防府市民合唱団

指揮:中野幸郎 伴奏:喜多村裕美

・時代

・涙そうそう

主よ、人の望みの喜びを

クリスマスソング 

■ヴァイオリン:八木資義

         伴奏:藤井和子

・愛の喜び(クライスラー)

   ・G線上のアリア(バッハ)

   ・情熱大陸(葉加瀬太郎)

■賛助出演

防府ミカエルクワイア(ゴスペルの会)

行事予定

11/ 2(日) 死者の日 ミサ9:30

11/ 8(土) 教会委員会 10:00

11/ 9(日) ラテラノ教会の献堂 ミサ9:30

11/16(日) 年間第33主日 ミサ9:30

            七五三の祝福

11/22(土) 10月・11月命日の方のミサ9:30

11/23(日) 王であるキリストミサ9:30

            結婚式 12:00

11/30(日) 待降節第1主日 ミサ9:30

            クリスマスチャリティーコンサート 14:00

お 知 ら せ

◆七五三の祝福 11/16(日)

  7歳以下の子供たち、祝福を受けられますので、集まってください。

◆ポルボロン作り 11/20(木)9:00~14:00

  コンサートのミニバザーで販売するポルボロンを作ります。お手伝いをよろしくお願いいたします。包装は22日(土)に行います。

◆命日のミサ 11/22(土)9:30

  10月命日の方のミサを先月行うことができなかったので、11月命日の方と合わせて行います。

◆クリスマス

チャリティーコンサート 11/30(日)

   チケットの販売にご協力ください。

  ミニバザーもいたします。(カルメル会スリッパ、ポルボロン、クッキー等)

命 日

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください

2日23年目アビラのイエスのテレジア峯石 令子
4日5年目Sr.マリア・アグネス渡辺 文子
6日20年目Sr.コンセプシオンマルテル
7日6年目フランシスコ木村 純
8日9年目マリア・カタリナ八木 瑞穂
9日58年目モニカ渡辺 貞子
12日13年目アルフォンソ吉永 福徳
13日34年目ヨゼフ渡辺 保雄
15日20年目パウロ松本 洋三
17日44年目サビナ畑田 秀子
17日22年目スコラスチカ岡本 真知子
23日60年目アロイジオ渡辺 政喜
28日22年目松崎エスペランサ
29日6年目ヨセフ河村 義人
29日29年目ヨゼフ西畑 昭
31日58年目マリア松崎 寿恵

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