防府カトリック教会へようこそ

教会だより2025年4月号

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防府カトリック教会

核廃絶の願いを込めて

 ― 白浜司教様をお招きして ―

フランシスコ・サビエル 外川 直見神父

 主キリストのご復活祭の翌週、4月27日(日)に白浜司教様を防府教会にお招きします。ごミサとそのあとご講演をお願いしました。その講演の内容を今月の月報の題目にしました。核廃絶、核軍縮、今の世界は逆の方向に向かっているようです。日本の政府もあまり動きません。その中で司教様は前から動いておられたのでしょう。毎年8月5日に教会は広島の幟町教会で平和ためにミサを捧げ、講演など平和学習を行います。2023年のときには、アメリカから2人の司教様が講演者として参加されました。ニューメキシコ州サンタフェ大司教区からジョン・ウェスタ―大司教様、ワシントン州のシアトル大司教区からポール・エチエン大司教様です。サンタフェ大司教区にはアメリカ軍アラゴード軍事基地があり、そのそばの砂漠に原子爆弾の研究施設があり、第二次世界大戦の末期に実験を行い、原子爆弾を完成させました。そこで完成された原子爆弾が広島と長崎に投下されたのです。また、シアトル大司教区にある軍事基地の保管庫に、アメリカの中で最大量の原子爆弾が貯蔵されています。白浜司教様と2人の大司教様は広島での滞在ののち、8月9日に長崎を訪問されました。長崎の中村大司教様とともに、4名の司教様が核廃絶に向けて検討を加え、この4人で核廃絶に向けて連携を深めようと契約を結ばれました。カトリックで、それも日米で協力して核廃絶の動きは本当に貴重な活動と思います。 
 この機会に白浜司教様にその内容をぜひ詳しく伺いたいと思い、ご講演をお願いしました。 
 別件になりますが、この写真を覚えているでしょうか。フランシスコ教皇様が来日されたときに、この写真をカードにして、「この写真だけからでも原爆の悲惨さが感じられる」との話しをされたと聞きました。 
 この写真は、ジョー・オダネルというアメリカ海兵隊のカメラマンが撮った写真です。彼は第二次世界大戦の終戦直後に日本に上陸して、日本の戦後の状態を写真にとるように命じられました。それらの写真をずいぶん長い間トランクの中にしまい込んでいました。40年以上たってやっとそのトランクを開けました。「トランクの中の日本」という写真集になりました。この1枚の写真のコメントです。 
 「焼き場に10歳ぐらいの少年がやってきた。小さい体はやせ細り、ぼろぼろの服を着てはだしだった。少年の背中には2歳にもならない幼い男の子が括り付けられていた。・・・ 係員は背中の幼児を下ろし、足元のもえさかる火の上に乗せた。少年は気を付けの姿勢で、じっと前を見続けた。・・・ 急に彼は回れ右をすると、背筋をピンと張り、まっすぐに前を見て歩み去った。・・・」 

キリストの平和をどのように拡げるのでしょうか。祈りとともにどのような行動を?

教区召命学校 2/23・24

♪トーマス ディーツ メイソン
今回、私は初めて召命学校に参加しました。初めてということもあってか、私はかなり緊張していました。
しかし、召命学校での体験を通して自分の将来について神父様と話したり、なにか神様にお祈りするときでも変に特別なことをしないことに気が付きました。召命学校で学んだことは忘れられない体験でした。またいつか、機会があれば参加したいです。

♪アントニオ ディーツ ローマン
今回、初めて召命学校に行きました。たくさん友だちを作ったり遊んだりしてとても楽しかったです。
防府から広島まで電車に乗って行ったのも楽しかったです。広島は慣れていないので行く場所がわからなかったり、何時にどこに行けばいいかなどがわからなくて心配でしたがみんなで行動して無事到着できました。
 お祈りの時間は3分がすぐに感じました。いろいろな人のお話が聞けてとても勉強になりました。

♪クララ 渡部 四葉
今回の召命学校のテーマは「召命」でした。講話では召命について神父様やシスターからお話を聞きました。初めて聞く内容も多くあり、召命について考える良い機会になりました。 
 また多くの出会いがあり、カードゲームや雪遊びなど楽しく交流する事ができたので充実したニ日間を過ごせました。次回の夏の錬成会も参加したいと思います。

♪グレゴリオ 松元 大遥
召命学校に行って、心に残ったことは一日目にシスターが話して下さった修道会の一日です。その一日は朝三時から始まり、ミサにあずかり七時に朝食を食べ、昼までは仕事をして、十二時に昼食を食べ、また仕事に戻ります。仕事が終わったら夕食を食べ、その後やっと休憩時間だそうです。この一日はすごく大変だなと驚きました。 
 二日目は雪が積もっていたので、みんなで車の雪をとり雪合戦をしたり大きな雪だるまを作ったりしました。この二日間とても楽しかったです。また機会があればぜひ行きたいです。

♪アンナ 松元 陽菜乃 
私が召命学校で1番心に残っているのは、聖書の中から自分の好きな言葉を見つけた事です。聖書には、沢山いい事が書かれてあって決めるのに時間がかかりました。50箇所ぐらいあったのに2人が同じ言葉を選んでいてびっくりしました。その他には、自分や友達の長所を見つけました。これからも自分の長所を大切にして、友達の長所もたくさん見つけていきたいです。2日間という短い時間だったけど雪遊びなどもして、たくさん友達ができ、素晴らしい思い出を作ることができました。次もぜひ参加したいと思います。 

4 月勉強会の予定

● 聖書を学ぶルカ福音書 ●
昼の部 4 月 9 日・23(水) 10:00
夜の部 4 月 10 日・24(木) 18:30

● キリスト教入門 ●
昼の部 4 月 15 日・22 日(火) 10:00

山中神父様の四旬節黙想会に参加して

 マリア・マグダレナ 大林 洋子

書くにあたって、山中大樹神父様が用意してくださった資料をよく読み直した。 
 というのも黙想時間が短かったので、講話で説明されたことをよく理解していないのでは、と不安だったからだ。資料の一部を抜粋すると、


「聖書の中のイエス・キリスト」

テーマ
聖書の中のキリストに近づくこと、そして、日々の生活の中で共に歩まれるキリストに親しくなり、耳を傾けること。

第一講話(10:40 – 11:40)
黙想の方法として登場人物や背景をよく心に描いて、自分もその聖書の箇所に入っていくというイグナチオ的観想のやり方。
ヒント
〇これから入って行こうとする場面を、想像力を使ってよく設定すること。〇求める恵みを持って、なぜ祈りたいのかをはっきりさせることが大切。〇祈りの前に決めた時間を誠実に過ごす。それは神様に捧げた時間だから。〇黙想後10分くらいリラックスしながら振り返る。どのような時聖霊が働いたか、いつ気が散ったか気づくこと。
黙想場所 ルカ福音書2:1-20 ご降誕の場面(観想の為の場所設定)
第1のポイント 飼い葉桶に寝ているイエス様を見る。 
第2のポイント イエス様の誕生を囲む人々を見ること、彼らが話すことを聞くこと。
第3のポイント イエス様を抱くように招くマリア様の言葉に従って、イエス様を抱いてみる。

第二講話(11:50 – 12:40)
黙想場所 ルカ福音書23:44- 56 ご受難とご死去の場面(観想の為の場所設定)
第1のポイント この場面に出て来る人々とイエス様のことばを聞き、その行動を見ることを通して、彼らの心を感じること。 
第2のポイント イエス様の憐みの心、共感・共苦の心がその生涯において、死に至るまで貫かれ 
          ていることを見ること。 
第3のポイント イエス様の遺体を聖母と共に抱きましょう


第一講話 私が観想したのは、馬小屋に入って行くと、うす暗く藁のにおいがした。ほのかに明るい方へ行くと、飼い葉桶に布にくるまれた幼子。その寝顔をじっと見ていると、自分の息が整ってくるようだった。飼い葉桶の右側にマリア様とヨセフ様が立っていらっしゃった。二人とも、幼子の誕生という大事を終え、安堵されているようだ。静かで穏やかな雰囲気に満ちていた。 

「抱いてみますか?」幼子を抱いたマリア様に言われて「エッ!?」、抱くという思いがなかったので一瞬とまどった。気付くと幼子を抱いていて温かさが伝わってきた。「どうですか?」と言われ「温かいです。」と応えた。幼子が小さなあくびをした。また温かさが手に残っているようだった。 

後日、この観想を振り返ってみてマリア様から幼子を抱くところは、常々(幼子に命を感じているかしら?)と自問しているからだと気づかされた。 

 第二講話 ゴルゴタの墓の場面を観想した。今まさに四旬節なので、十字架の道行をしながら聖週間を迎えたいと願った。黙想(観想)の実りは、神様に捧げた時間以上に豊かに日々の生活に生かされていると思った。そして、一人だけでなく共同体と共に希望の巡礼をさせていただいていることに感謝をした。 

行事予定

4/ 6(日) 四旬節第5主日 ミサ9:30   聖具磨き 

4/12(土) 教会委員会 ミサ後 

4/13(日) 受難の主日 ミサ9:30   

       教会学校開校式 

       英語のミサ 14:30 

4/20(日) 復活の主日 ミサ9:30 

            お祝い会 

            ベトナム語のミサ 14:00 

4/26(土) 4月命日の方のミサ 9:30 

4/27(日) 復活節第2主日 ミサ9:30 

           (神のいつくしみの主日) 

           白浜司教様のミサと 核廃絶の講話

2025年 聖週間の典礼

復活祭を祝うためには、「復活の主日のミサ」だけでは足りません。教会は三日かけて「主の復活」を記念するのです。(毎日のミサから) 

聖週間の典礼に参加して、主の復活の喜びに与ることが出来ますように。 

4月13日(日) 受難の主日 9:30 枝の行列 

4月16日(水) 受難の水曜日 7:30 

              聖香油のミサ14:00(幟町教会) 

4月17日(木) 聖木曜日 18:30 

        主の晩餐の夕べのミサ 洗足式 

4月18日(金) 聖金曜日 18:30 

        主の受難 大斎・小斎 

4月19日(土) 聖土曜日 18:30  光の行列 

        復活徹夜祭 洗礼式 

4月20日(日) 復活の主日 9:30

お 知 ら せ

◆乙女峠まつり 5月3日(土) 

  今年は聖年に当たる特別な年です。津和野教会は巡礼指定教会です。乙女峠のミサに与り聖年のお恵みをいただきましょう。 

 行き 

  ・集合場所 佐波公園南側道路 

  ・出発時間 8時(7:40配車) 

 帰り 

  ・津和野駅発 15時(14:45~配車) 

  ・防府着   16時頃 

 バス代 

  大 人 3,500円(片道 1,800円) 

  小学生 1,800円(片道  900円) 

◆帰 天 お祈りください 

 3月19日 アウグスチヌス 高橋 弦唯 

◆結 婚 おめでとうございます! 

 3月15日    正木 恭平 

      マリア 岡村 実香子 

命 日

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください

2日24年目クララ坂田 美代子
3日32年目ヨゼフ神徳 松雄
4日28年目ラミーレス神父
4日17年目ヤコボ瀬川 泰男
9日10年目フィロメナ安光 さゆ里
11日53年目大橋 桃子
11日4年目アグネス向井 貞子
16日22年目パスカリス井上 正夫
17日42年目ペトロ藤本 忠治
19日5年目Sr.ユリアナバサン
22日24年目レオナルド藤本 健治
23日50年目ヨゼフ小川 忠雄
25日55年目イグナチオ河野 茂
25日30年目テレジア川岡 増枝
27日4年目モニカ小田 貞子

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