
福者ペトロ岐部神父と187福者殉教者
~彼らの呼びかけと導きは~
フランシスコ・サビエル 外川 直見神父

7月1日は、この188名の福者殉教者の祝日です。江戸時代の1603年から1639年の間に日本各地で殉教した人々で、2008年11月24日に長崎で列福されました。そのときに、教皇レオ14世がアウグスチノ修道会の総長としてトマス金鍔次兵衛神父の列福のために来日されました。
日本の教会にはすでに日本26聖人と205福者がいます。これらの列聖、列福式はキリシタンン禁令の幕末でした。日本のキリシタンが発見される前で、教会は聖人・福者たちに日本の教会の再興を祈りました。そしてキリシタンの発見、教会の再興という大きな恵みをいただきました。
ヨハネ・パウロ2世が「日本は殉教者の国であり、彼らを顕彰するように」と言われたそうです。今回列福された188人は、司祭4人、修道者1人、それ以外の183名は一般のキリシタンです。司祭はペトロカスイ岐部、トマス金鍔次兵衛、ジュリアン中浦、ディオゴ結城了雪の4名、それぞれ国内を潜伏しているキリシタンたちを訪問し励まし続け、そして殉教しました。
188名の代表であるペトロカスイ岐部神父は有馬セミナリオで学びましたが、バテレン追放令によってマカオに移り、そこからローマを目指しました。途中エルサレムに一人立ち寄りました。ローマに着いたのは33歳のときで、司祭に叙階され、イエズス会に入会しました。2年後初誓願をたてて、すぐには迫害が激しい日本に帰るにします。日本に潜入できたのが43歳でした。長崎で活動は詮索が厳しく東北に向かいます。その旅と東北での活動の様子は資料がありません。52歳のときに密告により捕縛され、江戸で穴吊るしにされて殉教しました。
列福されたキリシタンたちは武士、商人、農民、薬師など様々な階層の人たちです。それぞれのキリシタン共同体の指導者がいます。障害者もいます。子供も含めた家族もいます。福者ダミアンは出生が堺ですが、山口にきて琵琶法師として寺で働いていました。いつかキリシタンに出会い洗礼を受けました。そして山口のキリシタン共同体の中心になって活動しました。捕らえられ殉教した経緯は、昨年の防府教会だより9月号に紹介しています。
京都では元和年間に52人の大殉教がありました。その中にヨハネ橋本太兵衛一家がいます。彼は高位の武士でしたが、キリシタンの中でもリーダーでした。徳川家光が京都で下向したときに厳しい命令が下り、多くのキリシタンが捕まりました。役人がキリシタン信仰を捨てるようにと勧めました。その時7歳の少女マルタが立って「私は信仰を捨てません。天国に行きたいですから。」と叫びました。皆うなずきました。鴨川の河川敷で火刑が始まりました。ヨハネ太兵衛の柱の隣に2本柱があり、その妻テクラ、13歳、12歳、8歳、6歳、3歳の5人の子供たちが一緒に括り付けられ炎の中で一緒に祈りながら神に召されていきました。家族の信仰の深い一致の中での奉献でした。
それぞれを信仰とその道を祈りましょう。
トマス山崎武生さん ありがとうございました。どうぞ安らかに!!
ボーイスカウト防府第5団 フランシスコ・ザべリオ 小川 賀津夫
崎武生さん、私は、一昨日、昔よく団キャンプをした阿弥陀寺の満開のアジサイの花を見学している時に、由紀夫君からの電話で、突然の訃報を知り、ただただ驚きと深い悲しみに包まれています。
私が山崎さんにボーイスカウトの指導者が不足しているので是非手伝ってほしいと依頼されたのは、私が結婚したての今から43年まえの事だったと記憶しています。
が、少年時代、防府カトリック教会のギリエン神父様が設立され、隊長をされていたボーイスカウト防府第5団のスカウトだった事もあり、山崎さんの熱心なお声がけにより、ギリエン神父様が転出された後、変わって団指導者をしておられた藤本隊長の指導の下、石村さん岡村さんと一緒にボーイスカウト活動のお手伝いすることになりました。防府五団が名実ともに組織化され団として再スタートした年だったと思います。
山崎さんは当時から副団委員長をされておられましたが、私がポーイ隊の隊長をするようになってからは、兼任でボーイ隊の副長として、一緒に隊の活動をやるようになりましたね!
山崎さんはスカウトの指導に当たっては、いつも一歩控えた立場で見守りながら皆を暖かく、真面目に、活動を影で支えて下さいました。社会人として経験不足の私が長い間、隊長として勤められたのも、そんな山崎さんの支援のおかげでした。
月に2回の定型活動に加え、大平山や天神山での初日の出登山や市内近郊の大平山、矢筈が岳、日暮ケ岳、大海山、陶ケ岳等への登山を良くしましたね。夏の引谷や徳地、阿弥陀寺での団キャンプでは今の日本連盟の指導要領では考えられない、登山後のけじめと称しての冷たい缶ビールで元気を取り戻し、子供たちを寝付かせた後、星空の下での一杯やりながらの反省会は、今でも忘れることが出来ません。
大阪府能勢で開催された全国カトリックボーイスカウト大会への参加では、全国にこんなに多くのカトリックボーイスカウトの仲間がいることが解かり、驚きと伴に勇気つけられた事を覚えています。
また秋には山崎さんが植え付けから水やりをして育てられた山崎農園での芋ほりも最近までの恒例の行事でしたね。4年に一度、日本各地で開催される日本ジャンボリー参加や地元きらら浜で開催された世界ジャンボリー等々、語りつくせない色んな活動や大会への参加を一緒に経験しました。
私が勤務の都合で防府五団の活動が出来なくなってからは、現·戸成隊長はじめ他の指導者とともに活動を継続され五団を維持されたことには敬服するしかありません。
団としては昭和61年には創立20周年、平成8年には創立30周年、そして平成28年には創立50周年と、倉重育生会長を筆頭に盛大な記念式典と記念パーティーに加え記念誌の発刊を行うことが出来たのも、山崎さんの絶大な熱意と指導力があったからこそ、実現出来た式典だったと思い起します。現在に至るボーイスカウト防府第五団の60年近くの歴史に素晴らしい足跡を残すことが出来たと思います。
そして今年3月にご高齢を理由に本年度の登録をご辞退されましたので、団として長年のご尽力に対して渡邊団委員長から感謝状をお渡したばかりだったのに、突然の訃報に接し残念でなりません。
現在、青少年活動は少子化の影響を受け、どの活動も縮小していく傾向にありボーイスカウト活動も例外ではなく、厳しい状況にありますが、どうぞ山崎さん、天国から我々の活動を見守っていてください。そして、私たちは山崎さんが「人の力になる」という真にボーイスカウト精神を持ち続け実行されたことを決して忘れることはありません。
あけのほし こころ フェスタ 6/1
♪マリア・セシリア 竹添 江美
バザーは初めてではないですが、毎度毎度こんなにやることがあるのかとびっくりします。そして今回はキッチンのお手伝いが少なくてまたびっくり!どうなることかと思いましたが、田島さんやディーツさん、岡本さんなどのお若い方やベトナムの方、根性で早くからずっと頑張って下さった佐鹿さんなど先輩方のお陰で無事終えることができて感謝しかありません!これからは人数が少なくなっていく分、いろいろ簡素化しないと…と思っていますが、幼稚園の全面的な御尽力でとても心強かったです!神に感謝!
♪マリア・ラファエラ 田島 里美
バザーの準備に参加させていただきました。今回準備の段階からお手伝いさせていただきましたが、沢山のやるべきことがあり、驚きました。そして、皆さんの力を合わせることの重要性を改めて知ることができ、大変良い経験になりました。ありがとうございました。
広島司教区 2025 平和行事
原爆投下80年平和への希望をあらたに
~核廃絶をわたしたちはあきらめない~
●8月5日(火)
①13:00~15:30 *ライブ配信有
エリザベット音楽大学 セシリアホール
被爆者団体と日米韓有志司教の平和集会
「被爆80年角廃絶のための協働をめざして」
・日本被団協のノーベル平和賞受賞の祝賀会
・被爆書と司教たちからの提言
・共同声明の発信
②16:00~17:30
*ライブ配信有・手話通訳付き
平和祈願ミサ 世界平和記念聖堂
司式 菊池枢機卿
駐日教皇大使、米国・韓国からも来られた枢機卿・司教様をはじめ、全国から集う人々とともに、恒久的な世界の平和を築いていく恵みを神に願い求めましょう。とくに現在、世界各地で続いている戦争や紛争の早期終結のために祈りましょう。
行事予定
7/ 6(日) 年間第14主日 ミサ9:30
7/12(土) 教会委員会 ミサ後
7/13(日) 年間第15主日 ミサ9:30
英語ミサ 14:00
7/20(日) 年間第16主日 ミサ9:30
教会学校1学期終業式
こどもオペレッタ 14:00
7/27(日) 年間第17主日 ミサ9:30
白浜司教様のミサと
核廃絶の講話
7 月勉強会の予定
● 聖書を学ぶルカ福音書 ●
昼の部 7 月 9 日・23 日(水)10:00
● キリスト教入門 ●
昼の部 7 月 8 日・15 日(火)10:00
お 知 ら せ
◆白浜司教様来防 7/27(日)
4月に予定されて延期になっていましたが、この度ミサと核廃絶の講話をお聞きできることとなりました。是非ご参加ください。
◆広島教区平和行事 8/5(火)
山口教会の貸切りバスが利用できます。共にお祈りいたしましょう。
防府発 12:20
防府着 19:40
バス代 往復3,000円
◆帰 天 お祈りください!
6 月 17 日 トマス 山崎 武生
命 日
主よ、永遠の安息を彼らにお与えください
3日 | 39年目 | マリア・モニカ | 藤井 ミツエ |
5日 | 71年目 | マリア・マグダレナ | 逸見 増子 |
9日 | 10年目 | Sr.マリア・セリア・フェルナンデス | |
12日 | 28年目 | パウロ | 岡 保正 |
21日 | 74年目 | 畑田 末太郎 | |
22日 | 5年目 | イグナチオ | 藤井 浩毅 |
25日 | 62年目 | ヴィンセンシオ | 山本 英 |
26日 | 22年目 | マリア | 山口 スノ |
27日 | 20年目 | ギリエン神父 | |
31日 | 28年目 | マリア・ガラシャ | 神徳 清子 |