主のご復活のお慶びを申し上げます!
よみがえった山口サビエル記念聖堂(3月号つづき)
マクドナルド神父
「ここをたびたび訪れることのできない人にとって、タワーを見ることによって、また、鐘の音を聞くことによって、励まされ、また、この近くに住む、ある老夫婦は亡くなった子供の思い出の記念にと、一つのベルを買うためのお金を寄付してくれました。彼らの子供は音楽家志望の優秀な学生だったそうです。鐘の音が響き渡るたびに、老夫婦は、いつも慰められているそうです。また、ある年配の女性が涙ぐみながら一階の記念館に来ました。彼女は戦争中、彼女の身の上にいろいろ不幸なことが起こり、神も仏もないと思っていたそうで、市役所にいたその時、彼女は、鐘の音を聞き、ここに来なければならないと感じ、ここへやって来たそうです。彼女は言いました。『私は、今、心の中に神が現存していると感じています。鐘の音に感謝です。』と。」
カトリック信者だけでなく、日本の多くの人々にサビエル記念聖堂が愛されていることを知ったヴィタリ神父は、広い一階を記念館に、そして、二階をチャペルにすることにしました。「一階はすべての訪問者を迎え入れる所で、我々は一階を博物館とは呼びません。クリスチャン記念館と言い、一階は、頭、すなわち、フランシスコ・サビエルに関する展示物を通して、キリスト教に出会い、そこで知識を得ていただきます。そして、二階は心、祈りの場として、人々がチャペルで何かをかんじてくださればと思っているのです。
記念館で最も興味深いことの一つは、聖フランシスコ・サビエルの手紙で、ヴィタリ神父が東京のある古い書店で見つけたそうです。それは、サビエルが1548年1月に日本に向かって出発する前に、ポルトガルの国王にあてて書かれた手紙です。もちろん、サビエルに関するものなら何でもここを訪れる人々にとっては興味深いものだと思いますが、ヴィタリ神父は、自分自身がサビエルの使徒であるかのように、次のように熱っぽく語りました。
「日本の人々は、サビエルの渡来が近代的な日本の始まりであったと理解していると思います。彼の二年間の日本滞在は、東と西の国の何らかの交流をもたらすきっかけとなったのではないでしょうか。すなわち、ヨーロッパのキリスト教文化と日本文化の出会いがあったと思います。聖フランシスコが、日本と日本人の熱意について称賛したという事実は、日本の人々によく知られているところです。サビエルは日本という国、文化、人々を大変好きになり、彼自身の生涯の中で、日本人は最も良い人々であったと称えています。けれども、滞在中、彼の髪の毛が真っ白になったと言われています。それは、彼が宣教のために日本でいかに苦しんだかを物語っていると思います。でも、日本の人々は、サビエルが自分たちの良き友人であったことを知っていると思います。」と。
続けてヴィタリ神父は言いました。「この記念館の存在理由は、ここを訪れる人々に日本のカトリックの歴史の過去と現在を知って頂くためであり、また、サビエルの生涯を紹介し、少しでも多くの人々に聖フランシスコ・サビエルを身近に感じてもらい、サビエルが求めてやまなかった未来への希望と情熱を受け継ぎ、共に歩んでいくことなのです。」と。
約1時間のヴィタリ神父とのインタビューを終えた私は少し祈ろうと、二階のチャペルに行きました。私はここを訪れるすべての人々がいつの日か、イエズス・キリストを知ることができますように、また、すでに信者である人々にとっては、信仰がもっと深まりますようにと、心から祈ったのでした。これが、サビエルが、はるか遠い国から、東洋のはて、日本の人々に、神の愛、そして、生きることの意味を伝えたいとやって来た理由であり、また、この山口サビエル記念聖堂が今日、特別な聖堂である理由なのです。
山口島根地区福祉部研修会
“一歩踏み出すために” 2/25(土)
マルガリタ 藤井規子
コロナのために出来なかった久し振りの集会でした。各教会から65名位の参加でした。
講師の宇部教会片柳弘史神父様が用意してくださった資料は、フランシスコ教皇、べネディクト16世、パウロ6世、マザーテレサさんの福音の喜び、ミサ説教、世界広報の日、来日メッセージからのお言葉でした。
その中でメインの言葉として挙げると、“すべての命を守る”“一緒に苦しむ”“共にいてくださる主の恵みに気づく”“主に向かって歩み出す”これらに要約されると思います。
防府教会でヴィタリ神父様から毎週のように聞いていることですが、早口で聖堂いっぱい響くように伝えてくださいました。
そして、今、目前の現実の問題です。
・教会へ行きたくても行けない方々のために、どうすればよいでしょうか。
・高齢の方々には、わたしたちは何ができますか。
・宗教界全体に起こっているさまざまな問題を、みなさん気付いているでしょうか。
むつかしい状況の中、宇部教会がしている活動の紹介がありました。
- 「バリアフリー」の教会づくり
- 来られない方へ、郵送している毎週のミサ説教、写真と言葉のカード
- YouTubeチャンネルでの説教の配信、SNSの活用
- 熊本地震被災地への支援活動
- 災害に備えた食料の備蓄
- チャリティーバザー、マルシェ(市場)の実施
- 地域と連携したフードパントリー(食料の無料配布する活動)の実施
- 花壇の充実による地域への貢献
特に⑧については、宇部市の沢山の企業、民間、団体が参加される花壇コンクールで、いやしの花壇賞、優良賞いただかれているそうです。花を見に通りがかりにも敷居の高くない教会よ!と教会へ入られる方もいらっしゃるようです。
これ等の活動は、どれもみんな、やりたい人がやりたくてやっているという風に伺いました。
コロナで何もできないじゃなく、なさっている、と思うと防府教会でも色々なさっていることに改めて気付きました・
最後に福祉部は、部員だの係だの仕事ではなくて誰もが参加することだねの部長さんの言葉が胸にしみました。
宇部教会まで2台の車で参加出来ました。
ありがとうございました。
教区召命学校に参加して
マリア・ガブリエル福田千晴
2/25、広島にて召命学校がありました。『召命学校』と聞き何をするのか初めはよく分かりませんでした。私が思っている以上に楽しい出来事であり、印象に残る出来事でした。
普通のミサがあり、その後はワークショップがありました。ワークショップでは『神さまの愛は無条件』という事について話し合いました。日常的に神様の存在について深く考えた事がなかったけど、神様が私達にとってどういう人であるのか、改めて考えてみるとてもよい機会になったと思います。
マリア・セシリア福田千祥
召命学校ではまず、ミサが行われました。ミサは、いつものミサとほぼ同じでした。その後の昼食はお好み焼きで、広島風などがあり、おいしかったです。昼食が終わるとワークショップ。ワークショップでは、聖書内の話しについて話し合いました。神父の話を聞いているうちに、自分の考えを深める事が出来ました。
色々な神父やシスターに話を聞くことが出来、行ってよかったと思います。
クララ渡部四葉
今回、はじめて召命学校に行きました。友達といっしょだったのでとても楽しかったです。
尾道の教会についてすぐ朗読を頼まれたのでびっくりしました。急だったので練習できなかったけれど、なんとか読むことができたのでよかったです。
ほかにも山登りをしたり、ロープウェーに乗ったり、尾道焼きを食べたりできました。また行きたいです。
アンナ松元 陽菜乃
私が召命学校に行って学んだことは、神様の愛は無条件だということです。
ごミサに与った後、シスターから放蕩息子の例え話を聞き、グループに分かれてディスカッションをしました。
神様は悪い人でもいい人でも、全ての人を愛して本当にすごいと思いました。
楽しかったことは、尾道の山を皆で登ったことです。男子達より速く登って疲れたけど、とても気持ち良かったです。頂上で久保神父さまからアイスを頂き、おいしかったです。山頂で見た景色は素晴らしかったです。広島の小学生も一緒に分かち合ったり歩いたり、とてもいい経験になりました。
行事予定
4/ 2(日) 受難の主日 ミサ9:30
4/ 9(日) 主の復活 ミサ9:30
4/16(日) 復活節第2主日 ミサ9:30
教会学校入校式
4/23(日) 復活節第3主日 ミサ 9:30
4/29(土) 広島教区創立100周年記念講演会 12:00
山口教会献堂25周年記念ミサ 15:00
4/30(日) 復活節第4主日 ミサ9:30
聖週間とご復活祭のご案内
聖週間の豊かな典礼に与り、主のご復活をお祝いいたしましょう。
4月2日(日) 受難の主日 9:30
4月5日(水) 聖香油ミサ 14:00
世界平和記念聖堂にて
4月6日(木) 聖木曜日 18:30
主の晩餐の夕べのミサ
4月7日(金) 聖金曜日18:30
主の受難(大斎・小斎)
4月8日(土) 聖土曜日18:30
復活徹夜祭
4月9日(日) 主の復活 9:30
ミサ後、お祝い会をいたします。
お 知 ら せ
◆ディン神父様、ようこそ!!
イエズス会の第3修練を過ごしていらっしゃるディン神父様が、3月19日から7月まで防府教会に滞在されます。しばらくお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
◆乙女峠祭り 5/3(水・祝)
乙女峠でのミサは、前田万葉枢機卿の司式で行われます。峠に登れない方は、津和野教会でミサに与れます。貸切りバスを利用できます。
バス代 大人 往復 3,000円
子供 往復 1,500円
◆転 入
どうぞよろしくお願いいたします。
マリア・ローザ 竹添 良子
(廿日市教会から)
◆転 出
お元気で!!
クララ 大堀 理佳 (山口教会へ)
命 日
主よ、永遠の安息を彼らにお与えください。
2日 | 22年目 | クララ | 坂田美代子 |
3日 | 30年目 | ヨゼフ | 神徳松雄 |
4日 | 26年目 | ラミーレス神父 | |
4日 | 15年目 | ヤコボ | 瀬川泰男 |
9日 | 8年目 | フィロメナ | 安光さゆ里 |
11日 | 51年目 | 大橋桃子 | |
11日 | 2年目 | アグネス | 向井貞子 |
16日 | 20年目 | パスカリス | 井上正夫 |
17日 | 40年目 | ペトロ | 藤本忠治 |
19日 | 3年目 | Sr.ユリアナ | バサン |
22日 | 22年目 | レオナルド | 藤本健治 |
23日 | 48年目 | ヨゼフ | 小川忠雄 |
25日 | 53年目 | イグナチオ | 河野茂 |
25日 | 28年目 | テレジア | 川岡増枝 |
27日 | 2年目 | モニカ | 小田貞子 |
主よ、みもとに召された人々に永遠の安らぎを与え、
あなたの光の中で憩わせてください。 アーメン