防府カトリック教会へようこそ

教会だより2023年5月号

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防府カトリック教会

神のいつくしみにおいて

Jbディン神父 

防府カトリック教会

 復活祭から一週間、満開の桜が姿を消し、新緑とつつじの美しい時期になりました。春が始まり、新年度も始まりました。春の訪れは大自然に新たな命と希望を与えてくださいます。同じように主のご復活も私たちに新たな命と偉大な希望を与えてくださいます。 
 「信者たちは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった」(使徒2:42)。これはなんと美しい共同体の生活でしょうか。復活された主イエス・キリストを体験した最初の信者たちの人生は全く変えられました。彼らは神を賛美するために集まり、家族として互いを愛さずにはいられないと感じたのです。
  しかし、この理想的な状況は長く続きませんでした。わずかな期間で偏見や民族主義などが入り込み、一部の者たちは貧しいやもめの必要を無視するようになりました。また、信者たちの中では、夫々の文化が違って、不満が広がり、えこひいきと不公平な待遇への不平と苦情が生じました(使徒6:1-2参照)。その後、分裂が発生したり、また迫害が起こったりしてきて、結局共同体から離れてしまった人は多くなったようです。 
 それにも関わらず、神はいつも信者たちの上に慈しみを注ぎ続けてくださいます。神はいつでも私たちを救おうと望み、偽りがあっても疑いがあっても罪に陥ってしまっても私たちを赦し、私たちを癒す用意があります。神の慈しみの中で生きることができるならば、お互いは慈しみをもって赦し合い、理解し合い、そして平和をもたらすことができるでしょう。噂話や妬みや嫉妬が、私たちに一致も調和も平和ももたらさないことは確かなのです。だから、初代教会と同じように謙遜な心をもってパンを裂いて共に食べる時に、神の家族として集まるときに、神の慈しみが注がれ、信者たちの心を和らげ、平和に愛をもって対立を解決するように、神の慈しみは私たちを動かしてくださいます。
 この慈しみは私たちだけに注がれるのではなく、日本の社会、また世界全体に注がれることができますように祈る必要があり、そのために働く必要があるでしょう。4月15日11時過ぎごろ、和歌山市で、岸田首相を殺そうとした人がいたそうです。この人は岸田首相の演説直前で爆発物を投げ込んだと言われています。ついでに安部首相のこと、シリアやミャンマー、またウクライナの戦争などを思い起こし、暴力を捨てて、神の慈しみにおいて平和の社会を築いていくことができますようにお祈りしたいと思います。復活された主イエスはいつも私たちに平和があるようにと願っておられます。私たちもこのことを日々生活の中でしっかり願っていきましょう。 

2023年4月16日、神の慈しみの主日

サビエル教会学校開校式

マリア 石川 純子 

 4月16日、防府教会が誇る名門、サビエル教会学校の入校式を行いました。暁の星幼稚園を卒園したばかりの新1年生は6名、進級した上級生と合わせて、総勢26名の日曜学校のスタートです。校長先生はヴィタリ神父さま、リーダーは、4〜6年担当の岡村さん、1・2年担当の川岡さん、初聖体準備担当の伊藤さん、幼稚園から吉武さん、山崎さん、3年担当の私の6名です。サブリーダーとして、中学生のお兄さんお姉さんも一緒に楽しく過ごしてくれます。
 こんなに子どもたちが集まる、しっかりとした教会学校があることは、防府教会にとって貴重な宝です。他小教区の方とお話して「毎週、20人前後の子どもたちが集まる教会学校が、何十年にも渡って継続中である」ことはとても驚かれます。これは奇跡です。
  歴代の校長先生である神父さまのお導き、岡村さんを初めとするリーダーの方々の長年の努力の結晶であり、皆さまの温かい見守りとお祈りのおかげだと思います。私自身、小学生の頃に生駒シスターに教えていただいた「何をするのも神さまのために」はずっと覚えています。教会学校の教えは、その時はよく分からなくても、胸の奥にずっと残っていて、心の成長に伴って、寄り添い、励ましてくれます。
 いま、広島教区一丸となって、「召命」が大切な祈りのテーマとされています。子どもも大人も「日曜日に教会へ行くのは日常」であることは、とても大切な習慣だと思います。幼稚園で初めてカトリックに触れた方々が、卒園しても繋がってくださる場としても、教会学校は本当に素晴らしい役割を果たしていると思います。これからも神さまのお導きのままに、子どもたちと共に成長して行けますように。

防府カトリック教会

ボーイスカウト防府5団入隊式・上進式

団委員 マリア・エスペランサ 吉武 廣子

 4月15日、ボーイスカウト防府第5団の入隊式・上進式が、ヴィタリ神父列席で行われました。 
 防府第5団は昭和41年発団以来、もうすぐ60年になります。マヌエル・ギリエン、アルフォンス・モレノ、アントニオ・デ・ルーナ、防府教会歴代の神父が、隊長、団委員長として関わって来られました。JCCS(カトリックボーイスカウト)加盟団です。
 以前、第5団は消滅しかかったことがあり、当時の山崎武生さんをはじめ役員・指導者のご努力のおかげで今日に至ります。創立50周年記念誌より一部抜粋して第5団を紹介いたします。 
 「私の子供は、小学3年生から約7年お世話になり、母だけ残って時々お手伝いをしています。兄弟姉妹のいる子供の豊かなことは、この目で確認させられています。残念ながら、私共は1人です。それでも、予期せぬことを経験させていただけるのが、ボーイスカウトなのです。忘れられないのは、秋穂でのキャンプの夜、竹で釣竿を作り、翌朝、秋穂の海で、小さなハゼを釣り上げ、真剣な顔で、駆けて来て、私に見せてくれたのです。こんなにドキドキしたのは初めてのことだったのでしょう。自分の力でこんな素敵なことに出会えて、母は感謝しています。神様、ボーイスカウト5団の皆様ありがとう!今でも釣り好きで、自立心の強い子に育ったと思います。」
  防府第5団はスカウトを募集しています。信者さんのお子様でなくても大丈夫です。お知り合いのお子様にもお勧めいただけると幸いです。

行事予定

5/ 3(水) 乙女峠まつり 

5/ 6(土) 委員会 ミサ後 

5/ 7(日) 復活節第5主日 ミサ9:30 

5/13(土) ロザリオの祈り 9:00  
        ミサ 9:30 

5/14(日) 復活節第6主日 ミサ9:30 

          英語ミサ 14:30 

5/21(日) 主の昇天 ミサ9:30 

          信徒総会 ミサ後 

5/28(日) 聖霊降臨の主日  

あけのほしこころフェスタ

今年は、久し振りにフェスタが開催されます。皆で協力して楽しいフェスティバルになりますように!!   

♥日程:5月28日(日)9:30~13:00 

    ミサ時間 8:00~ 

♥準備のお手伝い 

 5/12(金) ポルボロン作り 8:30~ 

 5/14(日) ポルボロン包装 ミサ後 

 5/27(土) 前日準備(もちつき) ミサ後 

♥お楽しみコーナー 

 カレー(幼稚園で)おすし(お持ち帰り用) 

 焼き鳥・かき氷・わた菓子 

喫茶 

♥遊休品の提供をお願いします。 

 お家で眠っていて、かつ新品のものを扱います。 

お知らせ

「世界平和とシノドスのための祈り」 

5月13日・14日 

聖母マリアの取り次ぎを願って 

 5月13日(土) 9:00 ロザリオの祈り9:30 ミサ 

 5月14日(日) 9:30 ミサの共同祈願    

信徒総会 5月21日(日)ミサ後 

  年に一度の大切な集まりです。皆で参加いたしましょう。 

命日

2日33年目ヨゼフ原田 嘉久 
7日44年目アナマリア佐野 栄
7日44年モニカ吉屋 モト
7日9年目ミカエル久次 正行 
9日15年目ヨゼフ竹田 悟
10日52年目アンナ道家 ゆき
13日16年目Sr.マリア・アスンシオン近藤 婦美子
15日39年目マリアベロニカ柴田 敏子
20日19年目Sr.アンパロアルバレス
20日4年目フランシスコ田辺 敦
21日37年目横山 タマ
22日20年目ヨゼフ坂田 宏士
25日10年目ヨゼフ白井 登喜和
26日62年目アウグスチヌス川岡 三十郎
26日44年目吉武 シゲノ
28日15年目マリア・マグダレナ古谷 スミ
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