フランシスコ・サビエル　外川　直見神父

　防府カトリック教会は本年11月に創立70周年を迎えます。この70年に神から注がれた多くの恵みを神に感謝しましょう。また、未来に向けてキリストとともに歩み続けることが出来るように祈りましょう。 
　今、手元に防府カトリック教会の記念誌「50周年の歩み」があります。この記念誌を開き、教会の歴史に触れたいと思いました。教会が防府に創立されたのは1953年ですが、防府で初めてミサが捧げられたのは、その3年前、ドメンザイン神父様によって毛利様の英雲荘でたてられたミサでした。防府地域から参加した信者は10名程でした。ミサ後に撮った写真では、防府での初めてのミサに山口や徳山などからも多くの信徒が参加したのが分かります。そして1959年に現在の聖堂の献堂式がありましたが、その陰にスペインの元駐日大使館員であったムギロ氏ご夫妻の信仰と献身に支えられた資金援助があったと知りました。防府の地に信仰の種はこのように播かれていたのです。 
　「50周年の歩み」の座談会の冒頭に、当時の主任司祭、オレギ神父様の言葉があります。「歴史には二つの意味がある。ひとつは単なる歴史、もう一つは私たちの信仰の歴史である。この信仰の歴史を次世代の人々に伝えていかなければならない。」という励ましの言葉です。 
　今、私たちは70年の信仰の歴史を振り返り、現在に確かめ、未来に向かって歩み始めましょう。 
　教会・エクレシアの本来の意味は、建物でなく組織でもなく、信仰者の共同体のことです。イエス・キリストが指し示す御父を、聖霊に支えられて信じる信仰です。趣味も才能も社会的な立場も何もかも人によって違う、多様と言ってもいい。しかしその人たちの信仰は皆同じです。そのような信仰共同体です。この信仰という太い軸があって、それ以外の趣味も才能も地位もすべて人によって違うけれど、それらを互いに分かり合い支え合っている共同体です。それらが信仰という太い軸によって生かされているのです。 
　また、この信仰共同体を違った面からも見ることが出来ます。父と子と聖霊である神を信じます。その神に対して、また互いの仲間たちに対して多くの罪を犯した罪人です。その罪を神は大きな憐みによって赦してくださいました。神に赦された罪人の共同体です。赦しの恵みに包まれた聖なる罪人の共同体です。そのような信仰宣言を神に向かって感謝を込めて捧げることが出来ます。だから、互いに境界をなくし、互いの違いを多様性の中に受け入れあい、互いの欠点や短所を認め合い、互いの過ちを許し合い励まし合い、そのような明るい共同体が信仰共同体、エクレシアです。 
　防府教会の共同体がそのような神の恵みに包まれた信仰共同体として歩み続けますように。創立100周年に向かって、もっと遠い将来の創立記念日に向かって、天の国の完成に向かって。 

2023年11月1日

前主任司祭　ドメニコ・ヴィタリ神父

信徒代表　マリア　川岡淳子

　防府教会の創立７０周年を迎え、まず神様に心から感謝の祈りを捧げたいと思います。 
　４年前からミサが始まる前に唱えてきた７０周年にむかっての祈りには、防府教会を築いて下さった先人の方々への感謝、今を生きている私たちの使命、そして未来への希望の意向が含まれています。 聖堂がなかった頃は信徒の方々の家でミサ（ホームチャーチ）が行われていました。そして小さな一歩がやがて大きな実を結び防府教会が生まれました。聖堂にご聖体がおられ、毎日ミサが捧げられることをどれほど待ち望み、どれほど喜ばれたことでしょう。
　防府の地にキリストの聖なる教会を設立された先人の方々の思いを受け継いで、今私たちは教会を通して信仰の恵みを頂いています。そしてこれからの私たちは、いただいたお恵みを明日の未来へ伝えていく責任があります。
　今年創立100周年を迎えた広島教区は、次の１０１年目からの新しい長期目標を「ともに歩むあたたかさのある教会をめざそう」とされました。私たちも広島教区民として協働しながら、防府教会（小教区）の中で共に祈り、共に喜び支え合い、一人一人が福音を告げ知らせる平和の使徒として働く使命を果たしていきたいと思います。 
　先人の方々の信仰に倣い、私たちも聖霊に導かれて一つとなり、これからも防府教会が私たちの信仰を強める場所として成長していけますように神様に祈ります。

教会学校リーダー　クララ　岡村　美代子

　夏、真っ盛りの８月、ミサ前の静かな教会聖堂の中、何か寂しい静けさ、いつもの席を見渡すと子供達がいません。そうだった！教会学校は夏休み、だから子供達いないのだと納得しました。子供達は教会の宝だよと神父様たち、その宝に気づかされる瞬間です。 
　現在、サビエル教会学校は２６名が在籍、その内、信者は４名です。毎日曜日ミサから１１時半までの間、クラスで聖書を通して神の愛を伝える、地球という家に住んでる私たちがすべての生き物を大切にすること（キリスト者の祈りから）などをテーマに話を聞いたり話し合ったり、みんなで一緒に歌ったり、外で遊んですごします。リーダーとして関わっている私たちは活力と喜びを頂いています。いつか、この子達が大人になっていく中で色々な経験をする時、教会での体験を思い起こし、助けや励ましになればと思います。そして、ふたたび、教会と深くかかわり共同体の一員として教会を引き継いでくれたらと思います。個性ある一人一人を大切に、希望と喜びのうちに種まきができますようにと祈りながら。そして、これからの教会学校は、子供達と一緒にお母さんも過ごしてみんなで成長できたらと願っています。教会の宝をみんなで大切に。未来に向かって。

アンナ　松元　陽菜乃

　広島の幟町教会で行われた召命学校に行きました。そこで色々な教会の人達と一緒にお祈りの仕方や、お祈りの大切さを勉強しました。また、ロザリオを作ったり、フープを使って楽しい自己紹介をしたりしました。お祈りには、２種類あることを教えてもらいました。一つは、早口で回数を多くするやり方です。もう一つは、１回をゆっくりと丁寧にするやり方です。
　では、まずキットを選びそのビーズに合った十字架とマリア様を選びました。難しかったけれど、みんなで教え合って自分だけのロザリオを作りことができてとても特別感がありうれしかったです。いろいろな所から集まったみんなとお祈りをしたり、分かち合いをしたりして幸せな気持ちになりました。 

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クララ　渡部　四葉

　10月8日から一泊で広島市での教区召命学校に行ってきました。今回は活動時間があまりなかったですが、初めて会った子達ともすぐに仲良くなれて、楽しい時間過ごせました。 特に思い出に残っているのがロザリオ作りです。自分で好きなビーズを選んで作ることができ、私はピンクやブルーのパステルカラーで可愛いロザリオができました。世界で一つだけのロザリオを大切にしたいと思います。 
　たくさんの色々な経験ができ、また次回も参加したいと思いました。

11/ 5(日) 防府教会創立70周年記念 
　　　　ミサ(堅信式) 9:30 

11/12(日)　年間第32主日ミサ9:30 
　　　　　英語ミサ 14:30 

11/19(日)　年間第33主日ミサ9:30 
　　　　　七五三の祝福 

11/23(金・祝)「教区ひろば」 
　　　　　世界平和記念聖堂13:00～ 

11/25(土) 11月命日の方のミサ9:30 

11/26(日)　王であるキリストミサ9:30 
　　　　　70周年記念コンサート 　14:00開演

◆七五三の祝福　11/19(日) 

 子供達の健やかな成長を願って、神様の祝福をいただきます。7歳までの子供達集合！

◆帰　天　 
　お祈りください 

　10月11日 　Sr.テレシタ・バルデス・サラサ 

　10月17日 　マリア・テレジア　川岡　葉子 

◆転　入　 

　どうぞよろしくお願いいたします。 
　　八木　裕子（山口教会から） 

日　時：2023年11月23日(木・祝) 

場　所：世界平和記念聖堂 

　　　　　12:30～　　受付開始 

　　　　　13:00～14:40 報告会 

①「わたしの召命とあかし」 

②「ワールドユースデー リスボン大会」青年活動企画室 

③世界シノドスについて 

　　　　　15:00～　　派遣ミサ 

　　　　　　＊ミサ中に金銀祝のお祝い 

　　　　　　＊YouTube配信あり

司　祭

― Fr.外川直見1973年3月24日叙階 

― Fr.作道宗三1973年3月24日叙階 

― Fr.野嵜一夫1973年11月23日叙階 

― Fr.齋藤眞仁1973年11月23日叙階

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください