主のご降誕と新年のお慶びを申しあげます。
フランシスコ・サビエル 外川直見
新しい年を迎えました。皆様の上に神から豊かな恵みが注がれますように。私にとっては防府教会での初めての正月になります。クリスマスにご誕生をお祝いした主イエス・キリストを防府教会共同体の中心にお迎えして、この一年豊かな心が教会の内外に育つように、聖母マリアの取次ぎを願って祈りましょう。
以前、学校で働いていた時のことです。母親グループの聖書研究会を受け持っていました。年が改まり最初の研究会でのこと、「明けましておめでとうございます。」の挨拶で始まりました。正月休みの話しに花が咲いた後、「初詣のときどんなお願いをしましたか。」と尋ねました。いろいろなお願いがありました。「ところで、そのときに、神様があなたにどんな願いをされたでしょうか。」「・・・」しばしの沈黙ののち、「神様のお願いなんか考えたことがなかった。」との返事。「そうですね。普通、神社やお寺で神様仏様にいろいろとお願いするけれど、神様仏様のお願いを聞くことはあまり考えないですね。しかし、神様仏様もわたしたちのお願いを聞かされるばかりではね。わたしたちのことを大切に思っているならば、もっと豊かなわたしたちになるように願っておられるのではないでしょうか。その願いを聴きたいですよね。」
わたしたちは、個人的な祈りの中でも教会共同体の祈りの中でも「お願い」が多くて、その中に個人的なお願いが多いです。神様は子供であるわたしたちが、自分のためや家族・友人のためにお願いをするのをとても喜んで下さるでしょう。また、平和のために、また貧しい人たちや苦しむ人たちのために祈ることも教えて下さっています。ミサの共同祈願には個人的な祈りよりも社会に目を向けた祈りが多く、社会や世界を意識させられます。神様はそれを喜ばれます。同時に、「あなた方への私の希望も聞いてくれないか」と神様はいわれるでしょう。確かにそうです。わたしたちは口を一つ、耳を二ついただいています。聞かないといけない。神様はわたしたちを愛して下さっていますから、確かに私たちに沢山の期待と願いを持っておられるでしょう。わたしたちへの期待と願いを是非聴きたいと思います。
話が変わりますが、大空真弓さんという女優さんがいます。舞台に立つ俳優として次のような話をされていました。「役者にとって、のべつ幕なしにしゃべっているときよりも、セリフなしで相手がしゃべっていて、それを黙って受けているときの役がいちばん難しいと思います。」
神様はどれほどたくさんの人たちの祈りに耳を傾けておられるでしょう。また、聖母マリアは「これらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。」と聖書は伝えています。わたしたちの願いを語り掛け、神様の願いに耳を傾けましょう。わたしたちのこの一年間の生活の霊的な基調になるでしょう。
外川神父さま 金祝おめでとうございます‼
マリア 石川 純子
11月23日木曜日、秋晴れの心地よい日差しの中、幟町での金銀祝のお祝いのために、防府教会から、主役の外川神父さまを初め、総勢10名が向かいました。
まずは教区ひろばと題して、各小教区から6人の代表の方が召命をテーマに経験を話されました。それぞれの方の神さまとの出会いはとても興味深く、引き込まれました。それを聞いている私たちにもそれぞれにお招きがあって、いま、ここにいる。この瞬間、このお御堂に、このメンバーでいることの不思議さを感じ、その奇跡とお導きに感動しました。
派遣のミサのご説教は、外川神父さまでした。私たちには馴染みの薄い東北地方の宣教の歴史に触れられ、感服いたしました。ミサ後、会館でお茶を頂き、懐かしい李神父さまとも楽しい時間を過ごすことができました。
そして12月3日日曜日には、防府教会にて外川神父さまの霊名のお祝い会を行いました。フランシスコ・サビエルの祝日ということで、24年前に教会学校で製作した超大型紙芝居を披露しました。フランシスコ・サビエルの生涯を辿った、分かりやすい紙芝居でした。当時、教会学校に在籍していた瀬川有紀さんも、この紙芝居の製作を覚えているそうで、懐かしく思い出されたそうです。古いものですが、大切にとってあってよかったなと思いました。
防府教会は今年創立70周年を迎えましたが、その一日一日、関わってきた一人ひとりが、神さまの描かれる大きな紙芝居の一部で、そのどれが欠けても、今日の防府教会は有り得ず、今も存続していることへの感謝の思いを強くしました。そしてこれからも防府教会が、誰にとっても、たびたび訪れたくなるような居心地のいい場所であり続けるために、登場人物一人ひとりが、神さまのお導きに耳を澄ませて、心を合わせて歩んでいくことができますように。
神さま、いつも私達防府教会を愛してくださって、ありがとうございます。これからも希望の光で私達を照らしてください。
待降節黙想会に参加して
ミカエル 竹添 哲
「放蕩息子のたとえ」話は、幼児洗礼の自分にとっては、沢山ある例え話のなかでも、特に記憶に残っているたとえ話の一つです。
今までは、弟の立場(気持ち)で考える事しかなく、同じ状況(財産を半分もらい放蕩の限りを尽くし)その後、みじめな生活になり、飢え死にを考える状況で、その生活に耐えきれなくなった時に、我に返って父親との何不自由ない幸せな生活に戻る為に、雇い人でもいいのでとの思いで、心を入れ替えて、父親に謝ることで、弟本人の想像以上の対応で迎えてもらえたのかと思いました。
今回の、外川神父様のお話の中で、初めて兄を考える、時間を頂きました。
自分も、兄の立場だった時に、間違いなく同じ気持ちになって、面白くなく不平を言うと思います。父親の様にすぐに喜んで迎える事は、絶対絶対に、出来ないと 思います。が、父親の姿をみて、時間はかかるかもしれませんが思いの変化『ゆるし』が、あるのかなと思いました。
父親にとって最も大切だったのは、息子が何をしてきたかではなくて、生きて帰ってきて、再び関係が回復することが、願いだったのではないかと思いました。 まさしく、神様の『ゆるし』の気持ちだと思いました。(ただ、自分は、なかなか簡単では、ありませんし、まだまだ、未熟ですが・・・。)
どんな過ち・罪をおかしても最後は『ゆるし』てもらえると、甘えることなく、 これからも、生活していきたいと改めて考える時間を頂きました。
行事予定
1/ 1(月) 神の母聖マリア ミサ9:30
1/ 7(日) 主の公現 ミサ9:30
1/14(日) 年間第2主日 ミサ9:30
教会学校始まり
1/21(日) 年間第3主日 ミサ9:30
1/27(土) 1月命日の方のミサ9:30
1/28(日) 年間第4主日 ミサ9:30
キリスト教入門・聖書研究会のお知らせ
いよいよ1月から、外川神父様による聖書の勉強会が始まります。キリスト教に興味のある方やもっと聖書に親しみたい方など、どなたでも参加できます。昼と夜のクラスがあります。どうぞご自由にご参加ください。
●聖書を学ぶ「ルカ福音書」●
対象:一般信徒
昼の部 1月10日・24日(水) 10:00~
夜の部 1月11日・25日(木) 18:30~
2月からは、第1・3水・木になります。
●キリスト教入門 ●
対象:未信者&受洗後数年の方
昼の部 1月12日・26日(金) 10:00~
夜の部 1月9日・23日(火) 18:30~
毎月第2・4の火・金になります。
お 知 ら せ
◆クリスマス飾りの片付け 1/7(日)
ミサ後、全員でクリスマス飾りの片付けをいたします。よろしくお願いいたします。
◆行事企画部担当新年会のお誘い 1/28(日)
新しい年を迎え、皆さんと共に楽しい語らいの場を持ちたいと思います。どうぞご参加ください。
◆堅信の秘跡 おめでとうございます!
12/3(日) クララ 渡部 四葉
命 日
主よ、永遠の安息を彼らにお与えください
1日 | 9年目 | ヨゼフ | 飴村 芳美 |
2日 | 86年目 | 藤林 トイ | |
2日 | 42年目 | イグナチオ | 小田 国人 |
2日 | 4年目 | マリア | 藤林 ハツエ |
3日 | 33年目 | Sr.マリア | 漆原 多美恵 |
4日 | 38年目 | マリア | 後藤 恵子 |
4日 | 13年目 | マリア | 藤本 ヨシ子 |
4日 | 6年目 | ユリアナ | 岡村 晃子 |
11日 | 11年目 | マリア・ルイザ・ テレジア | 横山 理子 |
13日 | 5年目 | モラレス神父 | |
14日 | 25年目 | マリア・ヨハンナ | 兄部 ミヤ |
15日 | 5年目 | ルカ | 藤本 弘 |
16日 | 12年目 | マリア・アグネス | 田中 京子 |
17日 | 12年目 | 藤村 栄治 | |
17日 | 73年目 | ヨゼフ | 荒瀬 高徳 |
20日 | 29年目 | アウグスチヌス | 道家 知弌 |
22日 | 49年目 | ペトロ | 毛利 元道 |
23日 | 30年目 | マリア | 三好 寿満子 |
26日 | 56年目 | 岡村 忠 | |
26日 | 51年目 | 竹中 伝 | |
26日 | 30年目 | アンナ | 山崎 恒子 |
31日 | 16年目 | カタリナ | 小川 初江 |