防府カトリック教会へようこそ

教会だより2024年6月号

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防府カトリック教会

イエス・キリストを訪問して

フランシスコ・サビエル 外川 直見神父

防府カトリック教会

 6月2日はキリストの聖体の祭日でした。イエスは最後の晩餐の中で聖体の秘跡をお定めになりました。私たちはそのときのイエスのお言葉に従ってミサを捧げます。また、ご聖体を聖堂に安置して、聖堂を訪問するたびにご聖体のイエスを訪問し、語り掛け、耳をかたむけます。 
 聖体訪問について思い出すことがふたつあります。 
 そのひとつは高校時代、70年近く前のことです。学校で授業が終わった後、掃除、部活動などそれぞれに散っていきます。帰宅する者は帰り支度をして最寄りの駅、阪急六甲駅に向かいます。その途中少し寄り道をすると六甲教会があります。信者の生徒たちは教会に寄って聖体訪問をするように勧められていました。900名ほどの生徒のうち信者は100名近くいたでしょう。その半数近くの生徒は教会に寄っていました。数分の聖体訪問でしたが、何を祈っていたのでしょうか。今はあまりよく覚えていません。けれども、何かその時々に願うこと、感謝すること,詫びることなど、そして、自分のこと、家族のこと、友達のこと、社会のことなど、いろいろな思いをご聖体のイエスに語り掛けていたのでしょう。少なくともこの聖体訪問を通して、イエス・キリストに親しくなっていたのは確かです。 
 もう一つ思い出すこと。司祭に叙階されて数年後、フィリピンで勉強していました。マニラの街を散策していた時のことです。マニラの中心にあるキアポに行きました。そこにキアポ教会がありました。とても大きな教会です。その教会の周りに市場があり、また、小さな店が教会の周りを囲んでいました。浅草のような雰囲気でした。教会には平日なのに大勢の人たちがいました。ひざまずいて祈っている人たちがいました。ベンチに座ってくつろいでいるような人もいました。近くの店にきて買い物で疲れて教会のベンチで一休みしてうちわを動かしていました。初めて見たときには、教会の中ですよ、ちゃんと祈りなさいよ、といいたくもなりました。けれどもよく考えてみると、聖櫃のイエスに、毎日の生活で疲れたよ、少し休ませてくださいと、語り掛けながら汗の引くのを待っていたのかもしれません。フィリッピンでは人たちはイエスが本当に身近で、かしこまったりしていないのです。イエスとの親しさを本当に教えられました。 
 聖体の秘跡、イエスがご聖体の中におられる。本当に神秘です、奥義です。理解できないで信仰によって受け入れることですが、イエス・キリストはそれほどまでに私たちの身近にいたいのです。私たちを見つめ、語り掛け、話を聞き、一緒に歩こうとしてくださるのです。教会でイエスはいつも待っておられます。防府の街に出るときに、ぜひ教会に聖体のイエスを訪問してください。静かに座って、聖櫃のイエスに目を向ける。イエスとのつながりは深くなります。教会の扉は開いています。教会の駐車場も空いています。 

追悼

高橋神父様の思い出

クララ 岡村 美代子

防府カトリック教会

 高橋神父様に初めてお会いしたのは、私が20歳のころ、神父様が防府に助任司祭としていらっしゃった時のことでした。暁の星幼稚園に就職の面接に行くと、主任司祭のモレノ神父様がスペインに帰国しておられたので園長代理として面接をしてくださいました。その時の印象は、髪が黒く、ダンディな感じを受けました。当時は宗教と無縁な世界にいた私、それが、現在に至る出発点なのでよく覚えています。 
 それから、時を経て、父路門神父様の代理で山口から防府教会に来て下さるようになり何十年振りかで防府教会でお会いすることになりました。以前の雰囲気は変わらず、何事も面白がって?おられるような表情と話し方は当時のままで、懐かしさがこみ上げました。短い間でしたが、記憶に残っていることが2つあります。ひとつは、教会学校の子供達を大切に思ってくださり、子供達とリーダーに長崎ちゃんめんを奢ってくださり嬉しそうに一緒に食事をされたことです。そしてふたつ目は、12月25日のクリスマスミサの準備の時、前夜のミサ(土足)で祭壇の周りの絨毯が土で汚れていたのを目にとめられて「祭壇の周りが汚れているから綺麗にしてください」と言われたことです。内心、今から?と思った私でしたが、すぐに掃除機を持ち出し急いで掃除機をかけました。終わって祭壇を眺めると、祭壇がとても大切場所だということがとても強く伝わった瞬間でした。 
 当時、受付におられた瀬川さんが手作り弁当を作って差し上げるととても喜ばれたとのこと、いつまでも子供のような心をもっておられたのだと思います。高橋神父様、主の恵みの中で安らかにお過ごしください。心よりお祈りしています。

2024年信徒総会を終えて           キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するために

アシジのフランシスコ 古城 琢也 

 5月12日、主の昇天のその日、2024年度信徒総会が開催されました。私がこの総会に参加するのは2回目でした。教会でもこのような総会を開催し、その中で、予算案や決算報告をしているということを知って、何やら新鮮さを感じたのが1回目の総会でした。そして、ほどよく役割を与えられ、ほどよく行事に参加し、何をするでもなく1年が経ち、ひょんなことから総会の司会をすることになり、信徒代表に選ばれ、何やら豆鉄砲を食らったような感じになったのが2回目の総会でした。いつぞやから、あなたの御手に委ねますと生きていますが、神様は何を問われているのか、その答えを探し求める日々となりそうです。もちろん、皆さんに助けられながらです。さて、総会では、修繕費に関しての質問がありました。シロアリ駆除からの修繕工事や外壁工事、他にも修繕が必要なところもあり、今後も工事は続きそうです。また、いろんな方向で検討中ということで、パイプオルガンをどうするかの話もありました。そして、次年度繰越金の説明の際、ちらっと話がでたのが、風水害等災害にあった場合の貯えが必要ということでした。今後、小教区でも災害時の対応をどうするのか話し合いの場が設けられるようです。昨今は未曾有の災害が各地で起こっています。その対応として、BCP(事業継続計画)が各企業で策定されています。介護施設では、このBCP策定が義務化されました。教会に置き換えて説明すると、BCPとは、教会が自然災害や感染症などの緊急事態に遭遇した場合に、教会の継続や早期復旧を図るための計画となります。これも含め、皆さんといろんなことを話し合いながら、共に祈りながら、聖霊の働きのもと皆さんと共に、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長できたらと思っています。よろしくお願いいたします。 

防府教会役員(2024年度)

役員名氏名
信徒代表古城 琢也
信徒副代表川岡 淳子
八木 資義
竹添 哲
会計委員長山本 綾子
委員藤井 美恵子
委員佐久間 憲二
財務委員長原田 ますみ
受付佐久間 富美江
納骨堂古城 琢也
監査石田 達也
松元 泰
行事企画部原田 ますみ
施設園芸部鶴田 昇
福祉部濵口 利夫
典礼部伊藤 里美
教育宣教部石川 純子
広報部杉山 恵都子
クリスマス コンサート委員委員長八木 資義
委員中川 千鶴子
委員岡村 明彦
*地区宣教司牧評議会委員
小教区信徒代表古城 琢也
使徒職団体J-CaRM藤本 忠文
*平和の使徒推進本部推進チーム委員
平和吉武 瑞恵
養成川岡 淳子

6月勉強会予定

● 聖書を学ぶルカ福音書

昼の部 6 月5日・19 日(水)10:00

夜の部 6 月 6 日・20 日(木)18:30

● キリスト教入門

昼の部 6 月 4 日・25 日(火) 10:00

夜の部 6 月 14 日・28 日(金) 17:30

行事予定

6/ 2(日) キリストの聖体 ミサ9:30 

         初聖体 

6/ 8(土) 教会委員会 ミサ後 

6/ 9(日) 年間第10主日 ミサ9:30
        英語ミサ 14:30 

6/16(日) 年間第11主日 ミサ9:30
     ベトナム語ミサ 14:00 

6/22(土) 6月命日の方のミサ 9:30 

6/23(日) 年間第12主日 ミサ9:30 

6/30(日) 年間第13主日 ミサ9:30 

お 知 ら せ

◆6/9(日) 行事企画部全体会 

  ミサ後バザーの反省会も兼ねて全体会を行います。会館にお集りください。 

◆6/23(日) 教会学校レクレーション 

  教会でカレーを作ります。皆でおいしいカレーを作りましょう!!

命 日

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください

3日86年目マリア・ローザ藤本 幸子
3日23年目マルガリタ・マリア山本 由美子
6日28年目Frアランダ
8日17年目Sr.ルチア漆原 喜志恵
11日6年目Fr.グレゴリオ小崎 次郎
11日8年目ペトロ中川 武志
14日50年目アロイジオ野津 英夫
16日28年目マルコ橋口 光雄
17日21年目マリア柴崎 寿子
18日13年目Sr.アンパロビルト
18日8年目マリア国満 末子
18日5年目カタリナ白井 美都香
21日6年目マリア・アンナ田中 安子
22日1年目セシリア松崎 幸代
24日51年目川崎 尚武
26日59年目マリア大田 マサ
29日36年目マリア吉富 千歳
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