防府カトリック教会へようこそ

教会だより2024年4月号

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防府カトリック教会

主キリストは復活されたアレルヤ

 ― エマオへの弟子たち ―

フランシスコ・サビエル 外川 直見神父

 主のご復活おめでとうございます。新たな生命に包まれた春の自然は、主キリストのご復活を喜び祝っています。ご復活を迎えて思い出すのは、エマオを訪れたときのことです。 
 10年ほど前、エルサレムでイエズス会の霊性を学ぶ機会がありました。イタリア人の聖書学者の指導で20人ほどの若いイエズス会神父が参加しました。私は昔若かった神父として参加しました。1か月の研修が終わり、多くの参加者は帰途に着きました。残った数人に指導者が「エマオに行く気はないか」と。皆大喜びで参加しました。ルカ福音書にはエルサレムからエマオの村まで60スタヂオンの距離と書かれています。約11キロです。車を走らせ、村の一角に廃墟があり、その奥に修道院がありました。多分フランシスコ会の修道院だったでしょう。聖体訪問をして、廃墟を散策して説明を聞きました。そして、「エマオの村の候補地はほかに2か所ある。エルサレムから20キロほどの距離だが、その一つの方が有力らしい」ということでした。 
 それはともかく、ルカ福音書24章によればイエスが十字架上で亡くなられ、弟子たちはがっかりしました。二人は出身地であるエマオの村にとぼとぼと帰るところでした。この物語の前半は二人の弟子たちの重い足取りとつぶやきが主役です。イエスは二人にはわからない姿でそっと寄り添い、そのつぶやきに耳を傾けられます。イエスは二人と一緒に歩かれますが、二人は気が付きません。そして、「主は生きておられる」との天使の言葉を語ります。この言葉を境に主役が変わります。主役はイエスの力強い言葉、聖書のみ言葉を説明されます。まだ二人にはイエスが見えません。後になって感じますが、その言葉を聞きながら心が燃えてきたのでした。夕方になって夕食をともにして、旅人が賛美の祈りを唱えパンを渡されたときに、二人の弟子たちはともに歩いた旅人がイエスであったと分かったのでした。信仰の眼でイエスに出会ったのです。 
 そういえば、私たちも日ごろ一緒に歩いてくださるイエスの姿が見えないことがどれほど多いでしょうか。職場で、家庭で、教会で、自分を振り返る時に、色々な不満が溢れてきて、ともにおられるイエスが見えない。そして、ベッドで仰向けになって天井を睨んで、飲み屋でやけ酒をあおって、仲間と悪口を言い合って、しかしその時にイエスがそっと隠れて私たちの愚痴を聞いておられます。そして、イエスはそっと心の中に人生の難しさを伝え、励ましと慰めの言葉を呼び掛けてくださいます。いつかそのイエスの姿が見え、声が聞こえるようになるのでしょう。私たちもその時に信仰共同体に戻っていくのです。エマオの弟子たちは私たちの中にいて、彼らと同じようにイエスが付き合ってくださるのです。 

「主は皆さんとともに、またあなたともに」です。

召命学校に参加して 2/23・24

♬ミカエル 川脇美祐
 回の召命学校を通して、より聖書についての理解を深めることができました。3つのワークショップを行うことで、一人一人の理解を深めると共に、皆の仲もどんどん深めていく事ができ、とてもよかったなと思います。 

♬クララ 渡部四葉
 回の錬成会では、初めて会った人が多かったですが、聖書の朗読劇を通じて、たくさんの分かち合いができました。やはり本場の広島お好み焼きは美味しかったです。次回は鳥取であるそうで、必ず行きたいと思います。

♬アンナ 松元 陽菜乃
 私は召命学校で、神様の偉大さについて学びました。一日目は、マルコによる福音からの劇をしました。読んだだけではよく分からなかったけど劇をしたら、情景や気持ち、神様の輝きが分かりました。二日目は、色紙に好きな聖書の言葉を書きました。私は、「私があなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい。」を選びました。言葉に合う色や絵を描いて華やかにしあげました。この二日間、とてもいい経験になりました。 

4月勉強会の予定

●聖書を学ぶ ● 

 昼の部 4月3日・17日(水) 10:00 

 夜の部 4月4日・18日(木) 18:30

● キリスト教入門 ●

 昼の部 4月9日・23日(火) 10:00 

 夜の部 4月9日・23日(火) 17:30

信徒総会

 5月12日(日)ミサ後

年に一度の大切な集まりです。 

教会の財政や年間行事についての 

報告と承認、又今年は信徒代表の選出がありますので、皆さんお集まりください。 

防府教会「宣教ひろば」

 ともに歩むあたたかさのある教会をめざそう 

2024年度~2026年度「あたたかさの源泉に立ち帰る」(典礼活動)

マリア 石川純子

3月17日、行事企画部全体会が行われ、神父さま、シスター方を含めて24人の参加がありました。「宣教ひろば」として、「あたたかい教会づくりを目指して」をテーマに分かち合いが行われました。 


 ・公共要理で、シスター近藤に「教会に来る人はいい人ばかり。でも、いい人だけじゃダメなの。いいことを行動、実践できることが大切なの」と教わった。マリア様は謙虚だけれど、積極的で行動的な人間らしい人。「私に出来ることなら喜んでします」というのが真の謙遜と思う。自分に出来ることを考え続けていきたい。 
 ・ミサに来て、昔馴染みとお茶を飲みながらおしゃべりをして、楽しい空間ができれば。疎遠になっている人にそれぞれが声かけをする。 みどり1本の会を定期的に開催しては。 
・自分の子どもは教会に通っていない。若い人が教会に来るにはどうすればいいのか。ベトナムの人はごミサによく通っている。 
・園芸が好きで、植木の手入れを頑張ります。年齢制限が来るまでは(神父さま「年齢制限は私より歳上です」)。 
・ひどい言葉をかけられたことがあり、教会でこんなことを言われるとはがっかりした。 
・縁の下の力持ちを続けていきたい。 
・家庭と教会の両立が難しいので、それを一生懸命やる。 
・ごミサに与って、感謝して、世界と教会に平和を祈ることを続けていきたい。 
・若い人は多忙だが、働きかけを続けていかなくては。信仰を深めていく必要性を感じている。ひとりでは信仰は育たない。 
・聖書の分かち合いの場を作ることが必要。 
・毎日のミサに出来るだけ参加することを続けていく。笑顔で挨拶し、ひと声でも声掛けをする。 
・防府教会は居心地の良いあたたかいところだと再認識。神さまに「ここで自分は今何が出来るのか」と問われているのだと捉えている。 
・お花で素敵な教会として来て下さる方を歓迎したい。 
・ベトナムの若者たちは仕事より教会を優先し、お金より心が大切と言う。関わりを続けていこうと思う。 
・「これをしてください」ではなく「何だったらできますか?」と聞いてみては。  
・一緒に祈ることができるというのは本当にすばらしいこと。このお恵みに感謝。


 最後に外川神父さまからお言葉をいただきました。 教会は「意見がひとつだから集まっているところ」なのではなく、「意見が分かれていても『神さまを信じています』ということを中心にして、一緒に集まっているところ」、「たくさん失敗し、神さまにしりぬぐいをしてもらうところ」。防府教会はとても居心地がいいなぁと感じています。  
 みんなで「どうすればいいか、自分に何ができるのか」を話し合っているこの空間が、祈りに満ちていて素晴らしいなぁと感じながらみなさんの意見を聞きました。外川神父さまに祝福していただいて会を終わりました。まるで派遣のミサのようでした。 

津和野乙女峠まつり

2024年5月3日(祝・金)

今年も貸切りバスを利用します。新緑萌える乙女峠で殉教者の一日も早い列福をお祈りいたしましょう。峠に登れない方は、津和野教会でミサに与れます。 

■行き  

  ・集合場所 佐波児童公園 

  ・出発時間 7時50分 

■帰り 

  ・津和野発 15時 

  ・防府着  16時半頃 

■バス代 

  大人 3,000円(片道1.500円) 

  子供 1,500円(片道   800円) 

■お弁当 

  各自持参してください。

行事予定 

4/ 7(日) 復活節第2主日 ミサ9:30 

( 神のいつくしみの主日) 

4/13(土) 教会委員会 ミサ後 

4/14(日) 復活節第3主日 ミサ9:30 

       教会学校開校式 

       英語のミサ 14:30 

4/21(日) 復活節第4主日 ミサ9:30 

4/27(土) 4月命日の方のミサ 9:30 

4/28(日) 復活節第5主日 ミサ9:30 

4/29(月) 「教区宣教ひろば」;広島

お 知 ら せ

◆帰 天  

 私たちの教会が、大変お世話になったイエズス会の高橋神父様とオレギ神父様が3月17日朝東京でご帰天されました。お二人の神父様のためにどうぞお祈りください。 

◆チャリティーコンサート 4/21(日) 

 Ototumugi(おとつむぎ)サクソフォーンアンサンブルチャリティーコンサートが開催されます。 

 場所:防府教会聖堂 

 開場:13:30   開演:14:00 

 募金:能登半島地震の被災者に送られます。

命 日

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください

2日23年目クララ坂田 美代子
3日31年目ヨゼフ神徳 松雄
4日27年目ラミーレス神父
4日16年目ヤコボ瀬川 泰男
9日9年目フィロメナ安光 さゆ里
11日52年目大橋 桃子
11日3年目アグネス向井 貞子
16日21年目パスカリス井上 正夫
17日41年目ペトロ藤本 忠治
19日4年目Sr.ユリアナバサン
22日23年目レオナルド藤本 健治
23日49年目ヨゼフ小川 忠雄
25日54年目イグナチオ河野 茂
25日29年目テレジア川岡 増枝
27日3年目モニカ小田 貞子
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